株式会社エイエイエスケータリング 代表取締役社長 東上床 幸治
代表理事 東上床 幸治

全世界に占めるイスラム教徒の人口の割合がすでに2割を超え、遅くない時期に20億人を超える見通しとなってくる中、日本に在住する、あるいは訪日するムスリムの数も、東南アジア諸国からの日本への渡航ビザ自由化ともあいまって、増加の一途をたどっています。

また一方で、食品を中心とした日本製品に対する、イスラム圏諸国からの引き合いも年を追うごとに増加しています。

日本国内でもそのような内外のムスリム市場動向に呼応し、さまざまな形でのインバウンド(訪日ムスリム対応)、アウトバウンド(ハラール製品輸出)に向けた活動、企業の動きが活発化しています。

そのようなムスリムマーケットの需要に適切に対応し、内外のムスリムの皆様に安心で安全なハラール製品を提供していくため、より適切なハラールコンプライアンスが求められています。

昨今の国内で日ごとに増加するざまざまなハラールへの取り組みの中で、
1.世界中のムスリムの考え方には多様性があること
2.ハラール性についての全世界的に統一された基準がないこと
などから、玉石混交のハラール対応が存在しており、より高いハラール性への適合が日に日に強く求められてきます。

この度、日本の主たるハラール認証団体から認証を得た、あるいはこれからその認証取得を目指している企業や、団体が、よりハラール性の高い商品をムスリムの皆様にご提供できることを主な目的として、『日本ハラール産業会』を設立する運びとなりました。

あわせて、会員企業、団体間の相互の研修や、学びの場として、またそれぞれが内外のハラール市場において、ムスリムの皆様へ安心安全に商品を提供するための相互情報交換、交流の場として機能することを目指します。

さて、国内においては、来日ムスリムへのハラール製品提供、イスラム圏顧客への輸出対応の中で、さまざまな情報が交錯しております。ハラールをビジネスとして取り組まれる方々が、まずイスラム教、そしてハラールについての的確な知識を共有することからはじめ、会員同士が交流し、実践できる、プラットフォームとして、『日本ハラール産業会』は重要な役割を担い、皆様とともに、よりハラール性の高い商品を提供できる団体として機能できるように取り組んでまいります。

そして、来る2020年の東京オリンピックを契機に、より多くのムスリムの行き来、そして、ハラール製品の輸出が活発化していくことを見据え、現在ハラールに取り組まれている、あるいはこれから取り組もうとしておられる多くの皆様に、『日本ハラール産業会』へ参集していただきますよう願っております。

東上床幸治